閑話休題(こっちが本題かっ。)
ある朝ADあや子は、自分の名前を呼ぶ母の声で目が覚めた。かなり急を要したような大声で叫んでいる。寝ぼけまなこのまま、あわてて母のもとに行くと、彼女の顔は、驚いた中にも、何かしらいたずらっぽい表情をしていていた。
「どうしたの?」とあや子。
「
う○こに携帯」と母。
???疑問符だらけの、あや子の表情を察したかのように、母は庭を指さした。その指先をたどると、まぎれもなく、
う○こに携帯。
こんもりともりあがったう○この上に、携帯電話が鎮座している。そして、そのまわりには脱ぎ散らかされた服や靴下、財布に名刺入れが散乱していた。それらの主であろう者は姿はどこにもなかった。
う○ことその上の携帯だけが、見事に存在を主張していた。
驚いたあや子であったが、困っているであろう持ち主のために名刺入れから、それと思われるものを見つけだして、会社に電話をいれた。
「あの・・・う○こに携帯・・・」とは言えず、「おたくの会社の○○さんの携帯がうちの庭に忘れられていて、大変なことになっています、取りに来てください。」とだけ告げた。
当の本人は留守のようで、代わりに出た同僚らしき人が「大変ってなんですか?」
「とにかく大変なんです。」とあや子
「とりあえず、本人の携帯か確かめますので、電話してみます。」と5分後にかける約束をしていったん受話器をおいた。
そして、5分後。う○この上の携帯の緑のライトが見事に点滅していた。その輝きとともに、少しづつ、う○こが横に広がっていった。
確認したあや子は早速同僚に電話し、取りにきてもらうことになった。
あや子は、先日友人から貰い受けたばかりのデジカメを思い出し、記念に「
ケイタイ オン ザ ウ○コ」を激写した。
同僚が来る間、あや子は母から言われたように風呂に入って、彼が来るのを待った。
10分程して風呂から上がると、彼はすでに到着していた。そして、彼の手の中にはすでに、携帯があった。
「え~、それどうしたんですか?」とあや子。
「ここに落ちてたから拾いました。」と彼。
「????? う○○の上にあったでしょう?」とあや子。
「???いいえ」と彼。
証拠の写真をみせようと思ったあや子だったが、悪趣味な親子だと思われるのが嫌だったので、これ以上は、何も語らなかった。(知らぬが仏もあるし)
同僚は、それはそれは出来た方で、う○こを片付けて、庭を水で洗い流し、ていねいに謝って帰っていった。
当のう○こ野郎は現れず、電話で確認しても、彼は「
覚えてないが、やってない! 」と言い放ったそうだ。
あや子は、その彼がまもなく会社を去ったと、風の噂ではきいた。
それにしても、風呂の10分間になにがあったのか、今でもあや子家の謎である。
そして、激写した「
ケイタイ オン ザ ウ○コ」は、未だ、日の目をみていないのである。
このストーリーは
ノンフィクションです。
おまけ
あや子の家の庭には時々、見知らぬおばぁちゃんが来て、「
小」をすませて去っていく。たまに現場に居合わせると、おばぁちゃんは、パンツをあげながら「ちっ!」と舌打ちをして去っていくそうだ。
人はそこを、
獣道と呼ぶ。